Googleアナリティクスの使い方

Google Analytics(グーグル アナリティクス)とは高機能な無料解析ツールです。
その解析結果にはさまざまな情報が得られますが、特に代表的なものを解説します。

<管理者のアクセスを除外する>
何の設定も行っていない場合、管理者のアクセスも一般のユーザーと同様にカウントされてしまいます。
そこで、管理者の会社からのアクセスや、更新作業者がいる場合は、管理側となる人間からのアクセスを除外する必要があります。
設定は「アナリティクス設定」の「プロファイル」/「フィルタ」から設定が可能です。

<メニューの種類を知る>
サイドのメニューには大きくわけて「ユーザー」「広告」「トラフィック」「コンテンツ」「コンバージョン」の5つのメニューがあります。
「ユーザー」は、訪問者のことで、どの地域から、何回目の訪問で、どのくらい滞在し、何ページ見たかなどの訪問者の動きがわかります。
「広告」は「Google Adwords」での広告の出稿の結果が見ることができ、「トラフィック」はユーザーがサイトを訪れたきっかけについての指標を確認できます。どこから訪れ、どのページに来たのか、検索窓に何と打ち込んで辿り着いたのか等、新規顧客を増やしたい場合はとても参考になります。
「コンテンツ」は訪問者のサイト内での動きや離脱ページを知ることができます。
「コンバージョン」は目標についてどうだったのか結果を知ることができます。コンバージョンを知るには、目標設定が必要ですが、目標達成ページを指定しておくことで、目標達成率や、目標達成までの動きを知ることができます。
各メニューには馴染みのない言葉も多いですが、解析を知ることで、今まで推測でしかわからなかったことが、実際の動きとして読み取ることができます。

<目標設定をする>
「お問合せ」フォームや「資料請求フォーム」の完了ページ、ECサイトの場合は購入完了ページのURLに目標ページとして登録しておくと、何人が完了ページまで行ったのかが確認でき、これが目標達成=コンバージョン率としてGoogle Analytics(グーグル アナリティクス)で見ることができます。

ECサイトの場合、購入ステップごとにURLを登録すると目標完了ページまでの導線も知ることができますので、問題のあるページを知ることもできます。
設定は「アナリティクス設定」→「プロファイル」/「目標」で設定できます。

<有効なキーワードを探し出す>
あなたのサイトの訪問者は検索エンジンから訪れる場合、どのようなキーワードで辿り着いているのでしょう。
これを知るには「トラフィック」→「参照元」→「検索」→「オーガニック検索」で確認できます。

ここで重要視しなければいけないのが以下になります。

  • 直帰率が少なく
  • 訪問別ページビューが多く
  • 訪問の平均滞在時間が長い

有効なキーワードが探し出せたら、ページタイトルや、キーワードを含んだコンテンツの作成などの対策に役立てましょう。

<入り口からの導線を知る>
「コンテンツ」→「ランディングページ」で訪問者が最初にどのページに訪れたかを知ることができます。
管理者が意図したような動きをしているのか、意外と読まれているページがあるのではないか等、
解析を見ながら、推察することで新たな発見があるかもしれません。
意外だと感じたページの場合、なぜそのページが読まれているのか、「サイトがわかりにくい」、「その記事に興味がある」などなぜそのような動きをしたのかなど、お客様の思いを推測し、更新を重ねていくことでさらにお客様の満足度の高いサイトへの参考になるはずです。

以上はGoogle Analytics(グーグル アナリティクス)のほんの一部の機能です。
まずは読み解くことから始め、目標を設定、更新、再度解析でチェック後改善を行うことで、さらに充実したサイトをつくり上げていくことができます。